検死官になった医者 負傷した古き者を捕らえたときには、役に立つ薬などとうに底を突いていた。たとえそうしてやりたかったとしても、私にできることなど何もなかった。
私の周りを歩き回る、膨れ上がった死体どもを縫い合わせるために、すべての包帯を使い果たしていた。彼らの破裂した臓器を縫い閉じ—あるいは元の場所に固定し—たことで、私たちの糸はすべて失われた。自分自身の頭のズキズキする痛みを和らげるために、そう、私は持ってきたエリクサーの瓶をすべて空にしてしまっていた。
だから、その古き者が死にゆく間、私にできたのは見守ることだけだった。だから私は見守った。それが私の指の間で崩れ落ち、灰色に変わり、灰になるのを。
それはあまりにも奇妙だった。 患者を失うとき —人間の患者なら— あなたはその目を閉じ、遺体を埋葬し、草の生い茂る墓を一度か二度訪れるだろう。 だが古き者が死ぬとき、それは世界から消え去る。エンバーベールで永遠の時を過ごした後に彼らが残すのは、ただの塵だけだ。埋葬するものなど、実質何もない。悼むべきものなど何もないのだ。
また頭がガンガンしてきた。もっとエリクサーを持ってくるべきだった… |