プールの排水不良 スイミングプールの排水システムが、また不具合を起こしている。水位を下げようとすると、水流が静まるのに長い時間かかってしまうのだ…。地下のパイプが詰まってしまっているようだ。 技術者に連絡するよう自分に言い聞かせたが、実のところ、先延ばしにしてしまっている。あの連中は、あのプールにしがみついている。この土地では、あそこが故郷を思い出させる最後の拠り所のようなものだからだ。それを撤去するようなことがあれば、たとえ修理のためだとしても、士気は半減してしまうだろう。
だとしても…何かが変だ。低く、絶え間ない音。水面下で石が擦れ合うような音だ。 たぶん、石か死んだネズミが配管にぶつかっている音だろう。 きっと、何でもない。どうせフィルターに詰まった砂利か何かだ。 だが毎晩、あのゴロゴロという音で目が覚めると、あそこに何かがいるという考えをどうしても振り払えないのだ。 |