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彼は知りすぎている
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数えても冷静になれない! むしろ逆効果だ。
私は村の学者だ。人々が夜の聖域に残す手紙や本を集めるのが使命。だがガリックは毎回、手紙の束を渡してくる。古代人への信仰心からだと知っていたが…

委託された手紙を開封するのは厳禁だ。しかし今日、私は屈した。
そして何がわかったか?
ガリックは全てを古代人に報告していた! 耳にした囁き、目撃すべきでない私的な瞬間まで。そして「私は妻を裏切っている」とまで書かれていた。

事実だ。
間違いだと自覚しているが、よくもそんなことを! もしこの手紙が他人の手に渡ったら?
許せない。何とかせねば。
2
ガリックの日記
• 老フェンは自分の供え物を盗み返した。欲が深まっているようだ。
• 学者が再び町を去るのを見た。彼は独りではなく、妻とも違った相手と一緒だった。
• エルドンは祈るのをやめた。誰かに見られている時だけ見せかけている。
• ミラはもういない。

(記録はここで途切れ、ページには血しぶきが飛んでいる。)

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