辞職願 現場監督殿、 ここで働かせてもらった感謝を表し、この手紙を丁寧な言葉で書きたいと思っていたが、もうこれ以上は耐えられない。本音を言おう。この仕事のせいで、私は壊れていっている。この労働は、あまりにキツ過ぎる。来る日も来る日も、体が動かなくなるまで道具を振り続け、あってないような見窄らしいテントに倒れ込むことしかできない。非人道的だ。
そして、あのモヤ。後部軸から這い上がってくる忌々しいモヤだ。その正体が分かる者はいないが、間違いなく影響を受けている。頭痛、手の震え、おかしな夢を見るなどの症状。無害な物だとは言わせないぞ。すでに弱ってしまっている者も数名ほどだ。
私は、そうなるつもりはない。この鉱山とモヤに完全にやられてしまうなんて御免だ。辞めてやる。んたのために身を粉にして働いて、気が狂うのは、他の誰かにやらせるんだな。その鉱石がそんなに大事だっていうなら、あんたが自分で掘り出せばいいだろう。 |